今回のレクチャーでは、デジタル創薬研究、アプリケーション開発、計算資源インフラ提供、産業化を推進するコンソーシアムというデジタル創薬のエコシステムそれぞれの役割から、デジタル創薬をキーワードとして最新の取り組みについて学ぶことができます。
Chiral株式会社より様々なバックグラウンドの研究者の方のニーズを満たす新たなサービスを含めた事例を紹介します。
Chiral株式会社は、Chiral SaaS Emberというプラットフォームを通じて既にmyPresto5™といった創薬アプリケーションを提供してきました。今回のレクチャーとディスカッションでは、Chiral SaaSに追加して、PotterとSilvaという新しい2製品を紹介します。
Potterはより幅広いユーザー層を対象とした製品で、ノンコーディングにて複数のアプリケーションを跨いだワークフローの作成を可能とします。これにより従来の研究では、複数のアプリケーションを個別にインストールし、計算資源を用意し、結果を別のアプリケーションで見える化やさらなるシミュレーションの実施といった一連のワークフローをクリックアンドドロップの操作にて簡単に実現することができます。
Silvaはターミナルツールに既に慣れているユーザー向けに開発されたツールになります。既に使っているスクリプトを活用し、さらに計算資源の割り当てといったプロセスまでの拡張することができます。これによりより複雑なワークフローの実現や繰り返しフローの自動化といったことが期待されます。これらの製品群はChiralのビジョンであるウェブベース計算資源インフラに向かっているものとなります。
ディスカッションでは、創薬研究者だけでなく、創薬アプリケーション開発研究者を招き、デジタル創薬の歴史、課題、今後の発展といった俯瞰像を獲得していただくことができます。
ディスカッションでは、会場の皆様からオンラインシステムを通じて質問を投稿いただき、登壇者から回答をいただく予定です。皆様の積極的な参加をお待ちしております。
今回のレクチャー&ディスカッションへのご参加は、リンク先から申し込みをお願いします。Peatixリンク
バイオ産業情報化コンソーシアム(JBIC)は、健康・医療分野に関する基盤的技術の研究開発を産学官連携の下に行い、その成果をひろく製薬、ITをはじめとする産業界、アカデミア等へ普及することとしています。革新的な医薬品・医療機器等の創出及び健康・医療分野でのICTの利活用に向けて、基盤的な研究開発から実用化のための研究開発まで最先端の研究開発を推進するとともに、その成果の産業界への円滑な移行を支援しています。我が国の創薬基盤の強化と創薬研究の効率化を支援するため、会員企業のニーズを踏まえ、国内外の最新の技術動向、及び新たな産学官連携の取り組みやプロジェクトの実現に向けての調査、企画活動を行っています。
myPresto5™ は、バイオ産業情報化コンソーシアム(JBIC) により、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の支援と、JBIC会費、および開発者らの自主活動によって開発された創薬支援分子計算オープンソース型ソフトウェアです。詳細は、https://www.mypresto5.jp/ をご参照ください。
Chiral株式会社は、多くの計算処理を必要とする生命科学や創薬分野などのソフトウェアに対して容易にクラウドコンピューティングを実現するバックエンド機能をSaaSとして提供しています。
所在地:福岡県福岡市中央区大名2丁目6番11号 Fukuoka Growth Next
代表取締役社長:ワン・チン
設立:2021年5月
Webサイト:https://www.chiral.one
Chiral株式会社
広報担当者:梅田耕嗣
TEL: 050-5539-4886
E-Mail: info@chiral.one